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【第54回】ゴールド会員の相談事例です。【東京都会社職員 50代前半ご夫婦】

こんにちは。河合です。

 

本日はゴールド会員の方のオフショア投資の事例をご紹介します。

前回メルマガでご紹介したS&P500(米国株)の元本確保型ファンドにも投資されています。

 

くどいようですが、ご本人からは了解をいただいて、本人と特定できないことを前提にご紹介させていただいています。

 

 

【東京都 会社職員 50代前半ご夫婦】

 

最初に私がお会いしたのは、弊社銀座オフィスでの1時間の有料相談でした。

その1時間のために、ご自身の考えと資産状況、今後のシミュレーションをしっかりと準備してこられていたのを覚えています。

 

このご夫婦は今年(もうすぐ)ある目的があり、ご実家(九州)に東京から移住をして、今後はそちらを基点に生活をしようと考えられていました。

これからの2年間は九州への行き来の交通費、移住するための費用を見積もっておかなければいけません。

 

まず全体の金融資産が3500万円。

ご夫婦で話し合った結果、今後2年間で必要だという金額は約1200万円。

残り2300万円をうまく運用して、退職後の生活を充実したものにしたいというのがこのご夫婦の希望でした。

 

そこで私がご提案したのが、資産を以下のように用途別に分けて運用すること。

 

1)今年必要になる分はそのままにしておく。

2)2300万円の内、半分を金利を取る資産。

3)残り半分を長期でローリスク運用していく。

 

こうすることで、経過年数ごとに使う資産をハッキリしておくことができます。

また金利を取るものと複利運用するものと分けることで効率的な運用もできますね。

 

※複利運用についてはこちら

 

実際には以下の運用先をご提案しました。

 

1)預金(年率:約0%)

2)豪ドル債(年率:約3.5%)

3)英国学生寮ファンド(年率:約9%)

 

2)の豪ドル債はそのまま3.5%の金利が毎年もらえます。

1000万円で35万円もらえるということですね。

 

3)の英国学生寮ファンドは年率9%(実際にはもっと高いのですが、少なめに見積もって)ですが、これは複利

なので以下のようになります。

 

原資:GBP 100,000(約1400万円)

5年後:GBP 15,3862(約2154万円)

10年後:GBP 236,736(約3314万円)

15年後:GBP 364,248(約5099万円)

20年後:GBP 560,441(約7846万円)

※1GBP(英ポンド)=140円と仮定

 

複利の力ってすごいですね。

最初の2年分はすでに現預金として取ってあるので、豪ドル債の満期が来るまでの3,4年目はこの英国学生寮ファンドを一部利益確定をして使うということをしていきます(毎月売買可、解約手数料なし)。

 

ここまでが私の最初のご提案でしたが、ここでご夫婦がもう一度最初の計画を見直し、実際には1200万円も手元に残しておく必要がないのでは?ということになりました。

実際に少ないリスクでこれだけの金利が取れるのですから、手元に残しておくだけでもったいない、ということですね。

結果、更に500万円を運用にまわしてもいいということで、再度私からご提案をすることになりました。

 

銘柄数が増えるというのは分散になるため、私としてはオススメしたいのですが、投資家によってはそれを苦にされる方もいます。

このご夫婦の場合、別の銘柄が増えてもいいということだったので、更に長期運用を念頭において、冒頭にも書いた『元本確保型ファンド』をご紹介しました。

 

※『元本確保型ファンド入門書(マニュアル)』はこちら

 

同時にこの元本確保型ファンドを設定しているオフショアファンド会社が米ドル(USD)建ての固定金利商品を出していたので、こちらも豪ドル(AUD)債の代わりにご提案しました。

豪ドル債の妙味は高い金利ですが、AUDの通貨自体が高くなってしまっています。

これをUSDで同等、もしくはそれ以上の金利がつけばその方がいいということです(USDはまだ安いので)。

 

こちらが私が新たにご提案したファンド。

 

4)S&P500元本確保型ファンド

5)固定利回り債券(4.25%×5年 or 3.5%×3年)

 

※S&P500チャートはこちら

 

またこの2つの商品は同じファンド会社が設定しているものなので、その会社のHP(日本語)からログインをして管理することができるというのもこのご夫婦にとってのメリットともなりました。

やはりいつでも確認できるというのは安心感に繋がりますよね。

 

結果、最終的にはこちらのポートフォリオで投資を実行されることになりました。

 

1)預金(年率;約0%) 700万円

3)英国学生寮ファンド(年率:約9%) 1500万円

4)S&P500元本確保型ファンド 500万円

5)固定利回り債券(3.5%×3年) 800万円

 

今回、S&P500の元本確保型ファンドの事例としてご紹介していますが、このように全体の金融資産と今後の計画、運用の目的、目標リターンなどをハッキリしていただけたので、私も全体のバランスを考えたアドバイスができました。

 

投資というのはリスクを取ることだけが投資ではありません。

不必要なリスクを取らない、ということが本当の投資だと私は思います。

しかし何が不必要なのか?というのは、その方のお考えを伺ってみないことには私にもわかりません。

まずは投資というものがわからなくても、ご自身の考えをまとめておっしゃっていただくことが大事ですね。

金融商品(国内外)と相場は私が把握していますから、あとはお考えに合った投資をご案内するということになります。

 

まずはこちらから私にお気軽にご相談ください(無料)。

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